想像力豊かなコミュニケーション

言葉が話せるようになった子どもとのコミュニケーンについて。

子どもたち、1歳を超えると、少しずつ言葉が出始めます。

最初は単語で、二語文、そして瞬く間にしっかりしたセンテンスに!


保育園に通う1歳児を見ていて、言葉を覚えていくスピードが本当に早く、驚かされます。


そして、ママやパパはわが子の片言のおしゃべりが嬉しくて、一生懸命に「聴こう」として、想像力を働かせながら、子ども達の言おうとするところを拾い上げようとします。


それが、2歳、3歳と年齢が上がっていくうちに、言葉も随分定着してくると、親としては、コミュニケーションツールを言葉に頼りがちです。そして、このことに親は気づいていないことが多いのではないかと思います。


これはわが身の痛い経験からですが、家事や育児に時間も体力もとられて親のキャパオーバーになってくればくる程、この傾向が顕著になり、小さい我が子のいうことを、言葉通りにしまいがち。


3歳の長女と対等にケンカ越しのやりとりをしていた私に、夫の「待った!」が入り、ハッと気づく始末。


子どもは「ママ、もっと私を見て!」という思いを伝えようとしているのに、どこで覚えたのか?と驚くような言葉使いをしてみたり、わざと怒られるような行動をとってみて、言い訳してみたり、口答えしてみたり。


親はその子の「言葉」だけを拾ってしまい、ついカッとなってしまい、怒ったり、責めたりしてしまうことも。


そして、このコミュニケーションちぐはぐゲームは、どこかで気づかないと永遠に続いていってしまうのです。


大人どうしの仲たがいやケンカの原因で、相手が言った言葉にカッとなった、イライラした、そんな経験をしたことありませんか?


そこでは、このコミュニケーションちぐはぐゲームが繰り広げられている可能性があります。


相手が本当に伝えたいことは何か? の想像力を欠いてしまったとき、それが起こってしまうのだと思うのです。


子育てを経験できるラッキーな人生を送れている大人は、ぜひ、子どもがまだ言葉を話せないうちからのコミュニケーションで、身体の使い方、声のトーン、なぜその行動をとっているのか? と想像力を働かせて、たくさんの可能性に心を開く訓練をしていると思ってみるとよいかもしれません。








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