叱り方がわかりません


こんにちは!響き合う子育てラボの桧田真理子です。

1歳過ぎのお子さんのクラスにいると、

しょっちゅう聞こえてくるのが、

「叱り方がわかりません」という声。


その気持ち、確かにわかります。

叱るって本当に難しいのです。

まして「叱らない子育て」というのが最近よく聞かれるようになり、

「強く叱ると、子どもの心を傷つけてしまうんじゃないか」と気になって

「叱り方がわからない・・・」と悩むママも多いのかもしれません。


でも、時に叱るという行為が必要な時もあります。

それは、しつけと言い換えることもできます。


1歳を過ぎるとお子さんの行動範囲も広がって、

ママたちも目が離せませんね。

そして、同時に危険なことも増えてきます。


そんな中で例えば、「命の危険に関わること」は

「ダメ」と禁止をきちんと伝えて行った方が良い場面です。

(禁止はここぞというときの、切り札として持っておくもので、

いつも禁止ばかりしていたら、意味がありませんからね。)


この禁止を伝えるとき、

大切だな〜と思うのは親の感情をぶつけないことです。

イライラが爆発して

「も〜何をやってるの!!そんなことしたらダメでしょ!!」と

やってしまうのは、NG。


感情をぶつけないためには、

子ども自身ではなく、

禁止したい行為に意識を向けて

「だめ!」と(お腹の下腹に力を込め)、

”短く” ”キッパリ”と ”子どもの目をしっかり見て”

伝えること。


ダメなのは子ども「人格」ではないのです。

今行った「行為」が「ダメ」なのですから、

何かが起きた

その時、その場で、その行為に対して

言わないと意味がありません。


そして、子どもは今を生きていますからね。

後から、「あの時はこうだったのよ」と

説明して言い聞かせるのも、

効果は少ないかもしれません。


すごく感覚的なことなので、

実感することが難しいかもしれませんが、

私自身がやってみて、この方法が一番伝わるな〜と思っています。


きちんと伝わったな〜と感じた時の「ダメ」は

子どもの心を傷つける要素はなく、

むしろ傷つけずに

子どもを思いやる暖かさが含まれているようにも感じます。

きっとその思いやりも同時に伝わっているのかもしれませんね。


いつも思うのは、

小さな子どもとのコミュニケーションは

本当に試行錯誤の連続でありながら

同時に、彼らの世界を垣間見ることでもあるということ。


それはとても難しいことだけれども、

ふとした瞬間、彼らと歯車が噛み合ったと感じた時、

とても楽しいと心から、喜びが溢れたりしています。

響き合う子育てラボ Resonance Parenting Labo

子どもも大人もその人らしく輝く、子育てにまつわる「大人のあり方」を軸に皆さんと考えてくためのラボです。メンバーのトークや、ゲストを呼んでの対談などを配信します。

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