Gift ないようであるもの


こんにちは!桧田真理子です。

コラムを書き始めようとしたところ、

「んん??晶子さんから、今月のテーマは”Gift”ね!と軽〜く言われたけど、何でPresentじゃなくてGiftなんだ??」と気になりはじめました。

ここが引っかかって、前に進めない気がしたのです(笑)


「英語に堪能な晶子さんは、どうしてGiftといったのだろう。日本では、Presentの方が馴染みやすいような気がするけど、何か、ニュアンスの違いがあるのかな〜」

というわけで、

早速、Google先生に聞いてみましたよ。


最初にわかったのは、実は英語圏では贈り物を表す時、PresentよりGiftの方が圧倒的に多いということ!Christmas presentよりChristmas giftと使われる方が一般的なんですって〜

「え〜知らなかった!!」


Presentは、「今現在」という意味も含まれているように、目の前にいる相手にその場で手渡しする場合に使うことが多いということでした。またお互いの「親密さ」のニュアンスもあるそうです。

Giftは「贈り物」全てに幅広く使える言葉なのだそうで、例えば「才能」も神様からの贈り物という意味を込めて、Giftが使われます。自然の恩恵もGift。どちらかというとフォーマルなニュアンスだそうです。


そんな風に考えると、今回のテーマGiftは誰かから今手渡されたものとか、誰かに渡すものいうよりは、既に自分の周りにあるもの全てに目を向けてみようということなんだな〜という気持ちになってきました。


恵まれているもの、与えられているもの・・・


今、私がここに生きているということ、この限りある命。

夫、子供、両親、兄弟、友人、たくさんの人に囲まれてお互いに影響しあいながら

日々、暮らしているということ。

着るものがあり、家があり、食べ物があり、

空気があり、水があるということ。太陽の光があるということ。


ぐるりと見渡せば、全てのものが

あり余り、溢れるほどに、与えられているものですね。


気づかなかったな。


気づかなかったといえば、

先日、夫と「匂い」について話題になりました。

洗濯洗剤を変えたばかりの時、家中に洗剤の香りが広がって

ものすご〜く匂いが強い洗剤を買ってしまったと後悔したけれど、

1週間もすれば、あっという間に慣れ、何も感じなくなってしまったことがありました。

時々、実家で服を洗濯してもらうと、違う種類の匂いがついているから、

「随分香りの強い洗剤を使っているんだな」と思ったりします。

夫も、子どもの頃、友達の家に遊びに行くと、それぞれの家に「家の匂い」があるなと思っていたといっていました。

もちろん、その家の人は気づかない匂いですよね。


当たり前のように、自分たちの周りにあるものは、

人間、慣れてしまうと、ないものと同じようにしてしまうようです。

いつの間にか感覚が麻痺してしまうといってもいいでしょう。


あると意識しないと、感謝することもできません。

感謝しないと、受け取ることもできません。

受け取れなければ、また誰かに受け渡して、循環させていくこともできないのです。


むしろ、ないものばかりに意識が向いて、いつも何かを求め、

いつまでも不足感を感じ続けてしまうかもしれません。


こうして考えてみると、

周りに溢れるGiftに目を向けて

自分の置かれた状況を正確に知ることは、

プラスの循環を生んでいくために、とても大切なことのように思いました。


今月は、「あるけどないもの」にしている

Giftについて意識を向け、呼び起こしてみる時間にしようと思います。


*今月はイベントを予定しています。

ご都合がよろしければ、ぜひお気軽に遊びにきてください♪

12月13日(日)14時〜15時30分

詳細はこちらから

響き合う子育てラボ Resonance Parenting Labo

子どもも大人もその人らしく輝く、子育てにまつわる「大人のあり方」を軸に皆さんと考えてくためのラボです。メンバーのトークや、ゲストを呼んでの対談などを配信します。

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