響き合う子育てラボのうさぎや晶子です。
私と絵本との出会い(と感じたのは)大人に、自分が母親になってからのことだと、今月はじめのコラムに書きました。
とにかく、学生時代から活字に苦手意識がありました。絵本や読書の楽しみを知ったのは、子ども達が5歳の長男を筆頭に3人とも幼かった頃、ニューヨークに滞在中に出会った友人から、時間をかけて、絵本と親しむことを教えて頂いてからのことでした。
その時間には、絵本についての知識を学ぶことに加え、読み聞かせの仕方も教わりました。
子どもに読んであげる場合、登場人物によって声音を変えて読むことがありますね。
実は、読み聞かせにはあまり進めない読み方なのだそうです。
本の世界は、読んでいる、聞いている人の中で膨らんでいくもの。
だから、読み手はなるべくフラット(抑揚はつけずに)に読むことが大切だと。
これは目から鱗でした!
小さい頃から本になじむと本好きになる、私もそう思っていたけれど、それは、個性があるようで・・・。我が家や三者三様。長男は本好きになりましたが、長女と次女は今のところはそうでもないようです(笑)もしかすると、女子たちは私と同じ道をたどるのかもしれません・・・。
だから、〇〇したから、〇〇になる!という、言葉どおりにならない状況を憂うことはありません!
多様性を受け入れる社会になってきたのだし、
何事も、その人(子)にあった、タイミングというものがあると思います・・・。
遅すぎる!ことはありません!
思いついたその時から、はじめれば大丈夫。
さて、今日ご紹介するのは「ちいさいおうち」。
まちに憧れて飛び出してみたけれど、やっぱり自然いっぱいで季節感に富んだ田舎の暮らしを選ぶちいさなおうち。なんだか、自分を見ているようでした。
高校生の頃は、小さい街を出るために、大学受験勉強をがんばっていました。
でも、その後、ふとした時に気になるのが、農家をやっていた祖母宅。
季節によって景色が変わる庭や山々、季節ごとの畑の恵み、祖母の手作りおはぎ・・・
大学で上京して、そのまま就職して、結婚して、出産して、海外をあちこちして・・・
最近は自然のたくさんある場所に行きたい気持ちがふつふつと出てきています。
響き合う子育てラボの活動をはじめて、子育てに意識がむいてきたら、ますます緑あふれる豊かな環境への思いが出てきたような気もします。
最近教わったことに、人が幸せになるために必要なこと、
それは「成長と貢献」であるそうです。
私はここに「自然との共存」も入れたいと思います。
そして、このことば、まさに!
「子育て」そのものだなぁと思いませんか?
日々成長しているのは、子どもだけでなく、私たち親も!
貢献は子育てそのもの!
そして、子どもたちの笑顔は自然いっぱいの景色が似合います!
ふと気づけば、1冊の絵本から、大人の私も内面の旅がはじまっていました。
想像力の宝庫の子ども達ならなおさら!
絵本の世界はきっと、子ども達の世界をもっともっと広げてくれると思います。
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