絵本に出会ったのはNY⁈
子育てに絵本はかかせない!
子どもの心には絵本は一番!
正論だし、当たり前とも思いますが、
子どもには恵まれないかもしれない→長男はインドで妊娠発覚。日本で出産するが5カ月からインドへ→帰国後、次々と長女、次女に恵まれる→毎日のことにてんてこまい
私には、子どもに絵本を読んであげよう! という発想がまったくありませんでした!
日々、食べさせて、遊ばせて、排せつさせて、お風呂に入れて、寝かせる
その繰り返しの日々の中に、「絵本が子どもの心を育ててくる」という発想がありませんでした。
ただ、心を注いでいたことは、スキンシップと話を聴くこと、かな。(言い訳めいてますが、自分も大事にしましょ)
だいいち、本が苦手だった私。読書感想文やレポートは本当に苦痛でした。
今では180度違った見方をしていますが、アラフォーで絵本と出会うまでは、本=面倒くさい、時間がないと読めない、そんな風にしか感じられていませんでした。
そんな私に「絵本の世界」がむこうからやってきてくれたことがありました。
5歳の長男を筆頭に、3歳、0歳児を連れてニューヨークに転勤となり、3年程滞在していた頃にお友達になった方が、絵本についてたくさんのことを教えて下さいました。
彼女はニューヨークの前はロンドンに滞在中、子どもの日本語を育てる環境に悩まれたそうで、その時絵本を日本から大量に仕入れて毎日子ども達に読まれたそうです。そして、日本に帰国後、故石井桃子氏が開いていた絵本の勉強会(現在は東京こども図書館として運営)に参加し、その後も3人の子ども達はいつも絵本のある暮らしの中でスクスクと育っていらっしゃいました。
<石井桃子氏について>
そんな彼女が自宅で絵本の勉強会を開いてくれ、はじめて「絵本」の世界を知ることとなりました。
とても印象的だったのは、当時「ぐるんぱのようちえん」という大変流行っていた絵本でしたが、絵本の冒頭のことばを読んでみて、と言われて、読んでみたところ、⁇ 何か違和感が。
店頭の一番目立つところに置かれている絵本が必ずしも「あなたの」子どもに良い本、とは限らない、お母さんである「あなた」が、読んで、楽しい! 嬉しい! 好き! と思った絵本を選ぶといいという教えでした。
今ならわかる、すべては「自分から」ということですね。(当時は全く受け取れませんでしたが)
子育ては己育て。
親であるお母さんの、お父さんの心が豊かであれば、それが子どもに伝わっていく・・・
響き合う子育てラボのモットーです!
そうして、私は彼女の家にあるたくさんの絵本をお借りして、子ども達に読み聞かせをしはじめました。
一番リクエストが多かったのが、写真の「さんびきのやぎのがらがらどん」。
なんども、なんども読みました。
そして、あの頃も、今も、我が家の3人とも大好きです。
絵も、お話もちょっと残酷な感じのする場面もある絵本ですが、3人が3人とも、これが好きなようです。
小さかった彼らが、三匹のやぎに自分たち3人兄弟をなぞらえていたのでしょうか?
数年ごとに住環境がガラリと変わる中で、3人兄弟であることは、彼らにとって常にどこか心の支えであったことも影響していたかもしれません。今現在もたまにケンカもしますが、お互いを尊敬し合う、仲良し兄弟です。
今回、このコラムを書くにあたり、石井桃子さんのことを調べていたら、こんな素敵な言葉に出会ったので、こちらにシェアさせて下さい。
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