こんにちは。桧田真理子です。
「ママや子どもがありのままの自分を認め、能力を発揮できるようなお手伝いがしたい」
この活動の根底にはそんな私の思いがあります。
そのある意味で根強い(笑)思いに気づいたのは、「お産の体験談を若い人たちに話してほしい」と友人から頼まれたことがはじまりでした。
当時、その友人は、大学生など若い人たちが、将来の子育てと仕事の両立がイメージできるように、インターンという形で一般の家庭に入り、子育てを体験するという事業を立ち上げたばかり。
インターン研修の一部に、幸せなお産ってどういうもの?ということを学べる機会を作りたいということでした。
私の体験談が、少しでも役に立つならと、定期的にお話をするようになりました。
考えてみれば、お産というプライベートなできごとについて、結婚前の女の子(男の子も!)が話を聞く機会は滅多にないのかもしれません。
皆、本当に真剣に耳を傾けてくれているのがわかりました。中には、一つの命が誕生する瞬間に感動して涙を流してくれる学生さんもいたほどです。
きっと、そんな場の雰囲気が手伝ってくれたのでしょう。
ある時、予定にはない言葉をアドリブで(笑)口にしている自分がいました。
それが「ママや子どもがありのままの自分を認め、もともと持った能力を発揮できるようなお手伝いがしたい」という言葉でした。
ツラツラと出てきた言葉に驚きつつ、これまで経験したことがないほどに心の奥の方が静かに熱くなっている感じ、これは自分の深い部分の本音なんだろうと気づいたのでした。
みんなの前で宣言したのに、もちろん全くのノープラン。
でも、ものすごいエネルギーがあったのだと思います。
「産婦人科医になって自然なお産のお手伝いをしよう」と心に決め、文学部出身バリバリ文系の人間が、数三や物理などをせっせと学び始めたのですから。
高校生に混じって塾通いもしました。はじめた当時、息子は3歳ほどですから、協力してくれた家族には本当に頭が上がりません。
塾は本当に素敵な場所で、学ぶことの楽しさを初めて味わった時間でした。ところが、受験はというと、補欠合格までは行くものの、なかなか医学部への道は開けませんでした。
一度始めたことだから、なんとしてでも合格まで行く、あと一歩だと思いながら、5年、6年と勉強を続けていました。
そんな時、友人から、出生時から幼少期にできたトラウマをクリアにするヒーリングをしているという人を紹介してもらいました。「マリちゃんがやりたいことと近いんじゃない?」と言われ、よく分からないけれど何かヒントになるかなと興味を持ったのです。
それから、あっという間にヒーリングを受けてみることになりました。それはもう、直感のようなものでした。
ヒーリングによって、確かに私の心の状態が変わってしまいました。
そう、あんなに頑張っていた勉強に全く身が入らなくなったのです。
そして、ある時「本当に自分のやりたいことをしなければ死にますよ」と言われる夢まで見ました(笑)
とうとう私は、医学部受験を手放すことにしたのです。
もう一つ、ヒーリングを受けて分かってきたこと、
それは「私は何かを伝えるたり教えたりして、誰かが楽になってくれるのが好きだ」ということ。
大学を卒業して、テレビ局で記者の仕事を始めたのも、それを知っていたからです。今更ながらの再認識でした。そこから、繋がったのが幼児教室の先生の仕事です。
また、友人の言った通り、ヒーリングは「ママや子どもがありのままの自分を認め、能力を発揮できるようなお手伝いがしたい」という私の思いにぴったりなツールで、これも提供する活動を始めました。
最後にもう一つ、その思いを形にしたのが「響き合う子育てラボResonance Parenting Labo」です。
大人も子どもも、ありのままの自分を認め、個性を響かせ、共鳴し合えるような関係を築くために必要な大人のあり方を探求するために、繋がり、学び合えるスペース。
Shioriちゃんやうさぎや晶子さんとの出会いから、少しつづですが、活動の幅が広がっています。
メンバーそれぞれのこれまでの学びを集結させ、そのエッセンスを発信し続けたいと思っています。
最近、教室で1歳になりたての小さなお子さんとママの様子を見ながら、しみじみ思ったことがあります。ありのままの子どもを認めて、子どもの心が大切に育てられたら、どれだけ世界は良くなるだろうと。
やがて大きくなった子ども達の意識が、これからの新しい地球の形を作っていきます。だからこの活動は、きっとものすごい可能性を秘めていると思います。
ちなみに、ありのままの子どもを認める子育ては完璧を目指すものではありません(笑)私もまだ道半ばです。
けれども、確信を持って言えるのは、ありのままを認める子育てをしようと思えただけで、おとなの心は成長し始め、確実に変化していくということ。そこに立つことで、初めて見えてくる世界や気づきがあると感じます。
一人一人の変化は小さなものに思えるかもしれませんが、実は、全ての人の意識が重なり合って、今の世界が現れています。
そう考えると、一人一人が小さく変化していくことは、決して無駄なことではないはずです。
小さな一滴の雫が大きな波紋になるように、誰かの小さな変化が、親子、家族、社会とどこまでも広がっていくようなイメージが私の中にあります。
共に学び合い、変化し合える仲間と出会えることを心から楽しみにしています!
*イベント*
ありのままの子どもを認める子育てについてのお話会@Zoom
10月4日日曜日
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